菊炭の里

2021.06.27きらら植樹会

令和3年度の植樹会を終えることができました。

 

長いコロナ禍で、植樹をじっと待ってくれていたドングリの苗達。その大きくなった30本の苗木を無事に植樹することができました。

今回の植樹は、能勢町の共同保育所「きららの森」とのコラボレーション。子どもさんとそのご家族、9家庭30人のみなさんと一緒に行いました。

当日のお天気を心配しながらも、当日はさわやかな植樹日和。
朝から菊炭の里のメンバー、そして能勢分校の生徒さんと卒業生も実はコラボ参加。もちろん、山のサムライは既に山に入り、植樹地の準備を進めています。

それから、これは山のサムライから今日の子どもさん達へのプレゼント。ドングリや木の実(落花生もある!)等身近な物を炭飾りにしてくれたもの。ありがとうございます!

さあ、子ども達も集まって来ました。

会場がにぎやかになってきます。

きららの森主宰の稲原さんからはじまりのご挨拶。

「さあ、今日は家族で植樹活動!力を合わせてがんばりましょう。」

まずは菊炭窯の前で菊炭のお話を聞きます。窯へ移動しました。

菊炭の里の尾澤さんからその歴史や製炭方法など詳しく教わりました。実際にけんけら炭に火をつけて、静かにその音を聞くと、「(小さな)ガラスの割れる音」「アメジストの音(?)」と子どもたちは表現してくれました。子どもたちの表現は実に豊かで複雑…。

これは手元の菊炭をのぞき込んでいるところ。ほら、クヌギの木の香りがします。

「菊炭はこれからのエネルギーを考えるヒントになると思うよ。」と尾澤さん。

今日はなんと、窯の中まで入りました!真っ暗な窯の中。おっかなびっくり子ども達が順番に入っていきます。(本当は中にはライトあり。)

「窯の中の温度は何度くらいになるんですか?」と子ども達からいい質問!

見学の後は、2年前植えたドングリ畑へ移動します。

先頭は赤いのぼりを持って、まるでどこかの時代行列みたいです。

ドングリ畑、すごいでしょう。ドングリのホームステイ事業を始めた頃の苗です。こんなに大きく育っています。ポットごと山に地植えしたことも良かったのでしょうね。

しかし、苗を掘り起こすのは大変でした。

 

こんなに大きな苗もありました!(ごめんなさい、苗の先が見えない…)

みなさん、家庭ごとの苗が取れたのでいざ植樹地へ。

今回の植樹地はいつもより急斜面。今日のために道作りもしましたよ。ほら、みなさんが歩いている肌色の地面はユンボでつくった新しい道なんです。

山に道を作る姿を見せたかった!

 

高い植樹地へ登って、田尻の里山を一望できます。

遠くは妙見山の山頂が望めますね。さあ、深呼吸して始めましょう!

まずは注意事項。足元には切り株も沢山あります。気をつけて下さいね。

そして山のサムライから植樹方法の説明を受けます。「このネットはとても大事。鹿の食害から苗を守ってくれるんだよ。」

 

それぞれ道具を持って。これは木づち。山の間伐材でつくった手作り木づち。今度一緒につくりましょう。

赤ちゃんをおんぶしたお母さんもがんばって植樹します。母は強し!

 

能勢分校の生徒さんや卒業生のお姉さんたちも一緒にお手伝い。

社会人になっても、こうして地元の活動に継続して協力してくれる頼もしい味方。

みんな転ばないように気をつけながら一本一本丁寧に植えていきます。

なかなかな急斜面が伝わってきますね。

だんだん植わってきましたね。

ネットを巻いてあるのが完成品。最後に根元に水をかけてあげます。

それから菊炭の里の植樹は根っこに菊炭の粉を混ぜるのがポイント。

土壌を良くしてくれるんですよ。

おいおい君たち、お母さんだけが植えてるよー。

 

さあ、もうそろそろみんな植えられたかな?

 

子ども達も保護者のみなさんも、頑張って植えてくれました。やっと一息。

だって、普段こんな山の斜面でこんなことしませんよね。

また来年も来て下さいね!

菊炭の里