CONCEPTコンセプト

鎌倉時代より茶の湯に用いられたと言われる菊炭。
火持ちの良さや火力の強さに加え、煙は出ず、芳しい香りさえも発する...
黒い炭は赤く熾り、菊の形のまま白くなって落ちていく。

千利休は菊炭に「儚い美しさ」を見出し、こよなく愛しました。この美しさを生み出す背景には過酷な炭づくりの作業があります。

木を伐り出す山の仕事、80度に達する窯からの炭出しや原木詰め込み。炭作りを後世に伝える意義を体感し、
本物の美を深く味わっていただくために一泊二日の特別な体験ツアーを企画しました。

最終申込み受付期限:1月29日火曜日

FEATURE菊炭について

  • 01
  • 茶道と炭

茶道に炭は欠かせません。茶事の進行に寄り添うように炭をつぎ、一期一会を演出します。炭のつぎ方を定めた炭手前には茶道の精神性が詰まっています。炭は化石燃料の乏しかった日本が生み出し、日本人のこだわりを活かし改良を加えて育ててきた伝統の燃料です。日本人はそこに風情や侘び寂びを見出して、燃料自体をも楽しんでしまう文化を創ったのです。

茶道と炭
本物の茶の湯炭
  • 02
  • 最高品質の
    茶の湯炭

能勢菊炭が最高品質であると言われる理由に以下の7つの条件を満たしていることが挙げられます。
(1) 火力が強く、火持ちが良いこと
(2) 断面は真円に近いこと
(3) 中心からの菊割れが細かく美しいこと
(4) 樹皮は薄く、ヤナギ肌であること
(5) 皮が密着していて、崩れないこと
(6) 焚けばほのかに炭の香りがあること
(7) 燃えた後、菊模様の白い灰を残すもの

  • 03
  • 美しさの裏に
    過酷作業

この条件を満たすための炭焼きにも、またそれなりの条件が求められます。人間にとって過酷ともいえる製炭作業によって産まれています。
(1) 原木は7〜8年の若木で循環利用
(2) 水分が少ない寒の時期に焼く
(3) 菊炭専用窯で終日の温度管理で製炭
(4) 柴はぎっしり詰める
(5) 原木の詰め方が決まっている
(6) 窯が冷めない間に焼き続ける
(7) 原木伐採は3月まで
(8) 最後の窯は6月まで

美を生み出す過酷な作業
炭と自然環境
  • 04
  • 炭と自然環境

このような良い菊炭を焼く条件は人間が自然を理解し寄り添うことで生み出されてきました。そしてそれらは全て持続可能な生態系の維持に繋がっています。500年以上の時を越えて今、社会問題となっている環境保全や資源循環の考え方を完全にみすえていたかのように受け継がれてきたのです。

  • 05
  • 家元が選ぶ
    能勢菊炭

菊炭は本来、茶の湯炭です。国内には無数の茶道の流派があります。中でも千利休直系の千家(表千家、裏千家、武者小路千家)、小堀遠州の流れをもつ宮中文化を支えた玉川遠州流、古田織部の流れをもつ藪内流のお家元方々で当方の能勢菊炭をご使用いただいています。

家元に選ばれる能勢菊炭

CONTENTツアー内容

冬の里山に登り、炭材を調達します。菊炭づくりの作業が始まるのは、毎年11月ごろから。木に水があがっていると良い炭は出来ません。木が活動していない、言うなれば木が冬眠している3月までの間に原木を伐り出します。水を吸い上げなくなったクヌギを伐採し、山で約90cm位に切って、窯まで運搬します。

窯の中に根元を上にして立てるようにして原木を入れていきます。窯の中はドーム状になっており、上の空いたスペースに細い枝を束にした「柴」を詰めていきます。

品質・形の良い炭材から奥に並べていきます。窯奥は良い炭になるが、窯口に近いところは灰になったり、割れが出来たりして良い炭は焼けにくいのです。

窯の入り口には薪を詰めて、一昼夜かけて温度をあげていきます。そうすると自発炭化現象というのがおこり、燃えるのではなくオレンジ色になって熱を出していきます。これが連鎖して炭化していきます。このあと、六日間かけて蒸し焼きをします。

窯止めしてから出炭までは早くて3日、普通4~5日かかります。徐々に冷えることが良炭をつくる条件です。急に冷やすと炭に割れが入って砕けてしまいます。炭窯内の温度が100度まで下がったことを確認してから、出炭します。窯の中の温度は80度〜90度。作業時間は3時間から場合によっては6時間かかります。作業中に体重は3キロは落ちます。

「炭火焼き」というフレーズは街中でよく見かけます。それだけ「炭火」には特徴があります。それは焼き物料理でも発揮されます。これも日本の食文化を創ってきた役者ともいえると思います。なぜ美味しくいただけるのか?参加者の皆さんと楽しみたいと思っています。

SCHEDULE
日程表(時間は目安)

2/9 (sat)一日目

9:00開講式
9:30 — 10:00炭づくりの歴史とお茶文化(座学)
炭窯見学
10:30 — 15:30炭出し
軽食/13時 再開/13時30分
原木の窯入れ
16:30 — 21:00準備/16時30分
夕食「菊炭で焼く炭火料理と地酒を楽しむ」(17時30分)
協議会活動の紹介
21:00-夜通しの窯焚き(交代制)
菊炭を囲んで交流会

2/10 (sun)二日目

5:00窯焚き・朝食準備
7:00朝食(大窯前)
8:00冬の里山に出る
作業の説明
炭材の調達作業
10:00休憩 
菊炭焙煎珈琲とでっちようかん
11:30昼食 おにぎり
12:30資材片付けて作業場に戻る
13:30帰り支度
14:30終了の集い(体験参加証の交付)
15:00終了

OPTIONオプション(別日程)

9:30・お茶事の座学
10:30 — ・略式お茶事
お席入り/お炭拝見(炭点前)/会席膳(お茶事料理)/濃茶/薄茶
14:30・退席終了

MESSAGE
炭焼き師からメッセージ

島国固有の日本の文化は沢山あります。海外からとても貴重なものとして注目されているものの国内では見過ごされていることを残念がられています。叫ばれる国際化、近世一大イベントとなるオリンピックや万博は大勢の外国客を迎えます。ますます内なる国際化が求められます。

私が注力する茶の湯炭は化石燃料の乏しかった日本が生み出し日本人のこだわりを活かし改良を加え育ててきた伝統の燃料です。そして、日本人はそこに風情や侘び寂びを見出して、燃料自体をも楽しんでしまう文化を創ったのです。茶の湯炭は燃料に火力や火持ちという性能以外に容姿・香りなどの付加価値条件があります。一見、どうでもいいと思われることが性能はもとより深い味わいに繋がっています。

茶道お点前では効率的かつ立ち居振る舞いが美しくなる動作が追求されていますが、これは迎えられるお客様、迎える亭主の心のやりとりをもっとも大切にし一期一会を重んじた会のためのお作法です。そのお作法の集大成の場がお茶事です。

美味しいお茶一服のために用意された特別な食事、露地と薄明かりの部屋は一服のお茶を楽しむための演出。この演出に菊炭が大きく関わっていることを知ってもらいたい。ふだん経験することない深い日本の文化に触れられる時を皆さんと過ごしたいと思っています。

小谷 義隆

PROFILE
プロフィール

炭焼き師

小谷 義隆yoshitaka kotani

炭焼き師/能勢さとやま創造館代表

茶道家元から長年評価されてきた最高級の茶の湯炭の美しさを絶やしたくないと、2006年に菊炭の製炭販売を軸に起業。

能勢に残った有数の伝統と里山を後世に伝えていきたいと考え、茶の湯炭としてだけでなく、暮らしやインテリアに関わる分野など様々なチャンネルで炭の魅力を発信している。

平成22年森の名手・名人に認定(社団法人国土緑化推進機構)

FEE参加費用

後世に伝えたい炭作り
一泊二日の特別な体験

日程 2019年
2月9日(土)〜2月10日(日)
一泊二日
体験料・施設使用料・食費すべて含む
費用 50,000 円/人 定員5名

最終申込み受付期限:1月29日火曜日

今後、お問い合わせなど頂いた皆様や興味を持って頂いている方々と調整し不定期ですが開催することがあります。

【費用に含まれるもの】
(1) テキスト:2日間の工程及び炭焼き作業等の資料、パンフレット
(2) 炭窯作業:ヘルメット、ヘッドライト、防塵マスク、手袋、フェイスタオル、飲料水、軽食(おにぎり、お茶)
(3) 炭火焼き料理:鍋料理、囲炉裏焼き、地酒、ソフトドリンク、炭火土鍋炊きご飯
(4) 仮眠室:さとやま創造館 炭ギャラリー(入浴は別途施設へ移動)
(5) 冬の里山作業:チェンソー、林内運搬機、軽トラック、鉈、ノコギリ、保険
(6) 冬山休憩:菊炭焙煎珈琲、でっちようかん(菓子)
(7) 冬山昼食:お弁当
(8) 送迎:希望により「能勢電鉄 妙見口駅(現地まで約20分)」からの送迎 ※備品類は貸与物品です。

オプション
炭点前と茶事を愉しむ

日程 3月3日(日)を予定しています。
費用 10,000 円/人 定員5名
※略式の体験会として行います。

FORM参加申し込み










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(事務局:能勢さとやま創造館)
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  • お問い合わせ:072-737-1902

会場までのアクセス

大阪方面から、阪神高速11号池田線「池田木部IC」を出て173号を北上。井補野交差点を右折し一庫ダムを越え知明湖を左に府道106を直進GS左折、田尻農産すぐ先の坂道上る