菊炭の里

菊炭グリーンウッドワーク体験会を行いました!

3月1日(日)にふれあい会館で菊炭グリーンウッドワーク(KGW)体験会を行いました。
普段は半日×6日間のコースで組み立てるスツール講座の体験会、みんなの力を合わせて2時間で一脚のスツールを作ろう!というものです。
前日の雨とは打って変わって晴天。
菊炭の里は明るい青空が広がりました。
朝から菊炭の里スタッフは準備に余念がありません。
みなさんが来られるまでに入念にチェック。

さあ、みなさん集合です。
KGW体験会を始めましょう!
今日は8名の参加者です。みなさんで協力して一台のスツールを作り上げます。2時間しか時間がないので、ちょっと急ぎますね。

本日の講師、KGW部長の元古さんの説明からスタート!

今日、スツールにするのはKGW定番のクヌギです。
クヌギは薪にしても炭にしても火力が強く、家具などはとても丈夫です。そして木目が美しいのも特徴です。
後ろの可愛い脚のついた台はチョッピングブロックといいます。元古さんが今日のために桜の木で作ったものなんです。(実はいずれもかなり重い!)
まずはスツールの貫(ヌキ)を作ります。

さっきの木を、専用のマンリキと呼ばれる道具で縦に割っていきます。途中でくさびを打ち込んで、間伐材を使った手作りの木づちでたたいて。半分に割った木を更に二本に割っていきます。木が細くなると危険も伴うので、注意しながら…。

次は割った木をきれいにします。
皮を斧で削って、扇形に割れた木を四角い材になるように整形していきます。
(ちょっと力が入ります。みなさん、翌日は腕がだるくなかったかな…)
そしてこの台になるのがチョッピングブロックです。チョッピングブロックは、大きな断面を必要とするので、かなり大きな木でなければこれだけの断面は取れません。これも山の間伐材の活用です。
先の木槌といい、チョッピングブロックといい、山は私たちの利用の仕方で宝物がいっぱいです。


屋外での作業も一段落し、今度は屋内でお待ちかねのシェービングホース。外で削った木々をもっと滑らかにしていきます。四角くなったとはいえ、斧で削っただけではまだまだ粗削りの状態。脚はしっかりと太く、横の渡し木は貫(ヌキ)といい、細く丸く仕上げます。
まずは元古さんシェービングホースに乗って削り方のお手本を。

手前のドローナイフで削っていきます。ケガをしないように、使い方を丁寧に説明。
あまり見かけないナイフにみなさん興味津々。さあ、はじめましょう!

ちょっとコツがつかめてきたかも。

みなさん、いつの間にかこの作業に没頭しています。少しはまりましたね。

これは太い脚になる部分。表面もきれいに滑らかになってきました。


実は貫はここまで細くするのです。最初の原木を割った時からは想像がつかないですね。
さあ、次の作業が待っています。元古さんと小谷さんは何の準備をしているのでしょう。

2人が準備していたのはこの機材。何か分かりますか?赤いクランプで貫を固定して、その両端を鉛筆のように削ってホゾを作ります。

お腹でしっかり固定して、水平に削っていきます。        
KGWは電動工具を使わずに、やわらかい生木を加工。木の収縮などの力を利用することで金具などは使いません。

「いい感じにホゾが仕上がりましたね。これで大丈夫!」と太鼓判。

次は4本の太い脚を見ていきましょう。この4本にホゾ穴を開けていきます。

穴を開ける位置を確認しながら印をつけます。この位置がずれると段違いになってしまい、組むことができません。

こんな風にハンドドリルでホゾ穴を開けていきます。この方は縦向きに。
垂直になっているか横からチェック!

この方は横から開けていきます。みなさんが開けやすいやり方で!

きれいにホゾ穴が開き、元古さんの持っている細い貫の両端をホゾ穴に入れていきます。
 そのはずなんですが…
おや、また新しい固定の機材がでてきました。今度は大振りですね。
これはパイプクランプといいます。

太い脚が二本固定されていきます。内側にはヌキの端を入れる穴が見えます。

太い脚の穴にヌキの端を入れました。
でも、まだヌキの端がほんの少ししか入っていません。


実はこんな風にヌキを脚に固定していきます。
二本の脚を両端から少しずつ絞めて、木槌でヌキを上から叩いていると、パチッと入っていくんです。脚の穴に納まる瞬間が音でわかりました。

どんどん組み立てていきましょう。

こうして4本の脚とヌキが組み立てられました。
実は脚は生木を使いますが、貫は一定の乾燥が必要で、事前に用意した物を使っています。

さあ、できました!真っすぐ立つかチェック。
「すごい!完全に真っすぐ立ちますよ。4本の脚とヌキがうまく組めたからですね!
実はこんなことはなかなかないんです。」と元古さんも絶賛。
私たちのチームワークのたまものです!

では、最終段階のスツールの座面を編みます。北山さんが縄編みを紹介してくれます。
これは外周りから編み込んでいくのですが、ちょっと時間が押してしまい、さわりだけ。

これは布ベルトで編む座面です。こうして交互に編んでいくんですね。
こちらもさわりだけ…。

スツールづくりも終わり、お茶とチョコレートでほっと一息。
「力を合わせて取り組んだスツール作り体験。みなさん、いかがでしたか?
マイスツールを作ってみようと思われたら、ぜひ来てください。日程はみなさんのご都合に合わせて調整できますよ。」(元古部長、力が入ってます!)

いつもステキなみなさんと一緒に記念写真。
これからも菊炭の里に来てくださいね。  はい、チーズ!

【おまけ】
スツールの完成品はこちら。
 私たちのお尻にぴったりの優しいイスができあがります。

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