菊炭の里

つなぐ植樹会2018


【日本の伝統をつなぐ】
日本の伝統文化・茶道に欠かせない菊炭。
その菊炭の後継者は不足し、原木であるクヌギ林は減少しています。

【生物多様性をつなぐ】
生物多様性全国1位といわれる能勢町。
しかし実際はギフチョウやハッチョウトンボなど
かつて能勢に生息していた貴重な生物は姿を消しつつあります 。

参考リンク

里山を取り巻く現状は厳しい。
でも…どうにかして未来にこの菊炭と里山を残したい。
都市と農村をつないで、共通のテーマとして一緒に取り組むことができたら。
そういった願いがこめられた植樹会です。

前後してしまいますが、これは本日(2/17)の植樹会「後」の荒木谷の写真です。ポールの先端がオレンジ色をしています。
このオレンジのひとつひとつが約80名の参加者の皆さんによって植えられた苗です。

その数200本。20年後に一人前のクヌギの木になります。
今日1日で、一枚の写真には到底収まりきらないほどの広い範囲にポールが立てられました。

千里中央からバスでお越しになったのは吹田市、豊中市、尼崎市、大阪市、京都市、宝塚市といった都市部から参加された方々。地元の能勢高校の生徒さん。小さいお子さまと一緒に参加されたファミリー。年齢層も様々。多様性に富んだイベントになりました。

参加者のみなさんがまず最初に向かったのは菊炭窯。今まさに製炭のピークで菊炭窯も連日フル稼動しています。

人の輪の中心に炭焼き師の小谷さんがいました。炭を熾すことを実演しながら奥深い炭の話を展開していきます。
窯の前で白炭と黒炭の違いの話をしているところ。この日の小谷さんはいつも以上に気合が入っていて話に引き込まれました。

炭焼き師の熱い思い。子どもたちにも届いたでしょうか。

いつしか菊炭も良い感じに熾っていました。

菊炭講座のあとはいよいよ植樹地・荒木谷に向かいます。

菊炭の里