菊炭の里

令和3年の新年を迎える「縁起しめ縄づくり」

昨年12月27日(日)に5回目を迎える「縁起しめ縄づくり」を行いました。昨年は、新型コロナ感染拡大の影響から、感染予防対策の徹底の他、いくつかの事業を縮小するなどして活動しました。「縁起しめ縄づくり」についても、新型コロナ陽性者数等の状況をみながら、近くの方へのご案内程度で、積極的にホームページでのお知らせをできずにきましたが、今回はどうぞご容赦ください。
今回のしめ縄づくりは、実はずっと会場のことで悩んでいました。いつものふれあい会館も広いスペースとはいえ、換気や密の防止をどこまで徹底できるか。ぎりぎりまで悩んで、当日の朝に参加者のみなさんに急きょ連絡を取り、能勢さとやま創造館の駐車場での屋外の実施としました。

幸い当日は好天気に恵まれ、小春日和の一日となりました。
いつもの駐車場はしめ縄づくりの会場に。朝から菊炭の里メンバーはふれあい会館からシートやイス、そして大事なしめ縄づくりの材料を運ぶのに大忙しです。手のかじかみそうなのぼり立ても、今日はぽかぽかと暖かい日で助かりました。ちなみに写真のドラム缶は薪をもやして暖を取るためのもの。(2缶準備しました)

しめ縄づくりの会場は準備万全。朝日がこんなに降り注ぎ、神々しいくらいに。

参加者のみなさんがそろいました。しめ縄づくりで初めての青天井の会場。また、受付ではお熱を測ったり、手指の消毒等々にご協力ありがとうございました。

「蘇民将来」という名をご存知ですか?京都祇園祭で配られるちまきに「蘇民将来之子孫也」と書かれたお札がついているそうです。この護符を戸口に張っておけば疫病が家内に侵入しないそうです。そのいわれをもとに会長が自作でお札を準備してくれていました。

今日はさとやま創造館を会場としたため、いつもは口頭だけで行う菊炭の説明も実際の炭窯の前で行うことができました。「え、これが炭窯なんだ!」と今回初めて窯を見た方も。

続いてしめ縄づくりに元の会場へ。しめ縄の大きさや種類が分かりやすいように、講師の元古さんが見本を用意してくれていました。

「みなさん、おはようございます!さあ、今年も自分のしめ縄を作っていきましょう。」元古さんの挨拶でしめ縄づくりスタートです。今回もいつものしめ縄とリース型の種類から選んで下さいね。

元古さんの説明を聞きながらワラをなっていきます。子どもさん達も参戦してお手伝いに忙しそう!

自分だけの手作りしめ縄は十人十色で、ひとつとして同じ物はありません。

急ぎで帰られた方も何人かいらっしゃったのですが、お決まりの記念写真でしめ縄とポーズ!(蘇民将来のお札が今年のニュースタイルでした)

午後の部は太陽が山の陰に隠れてしまい、少し寒くなってきました。こうしてドラム缶で火を焚いて、少しは暖がとれるようにしながらスタートです!

午後の部もまず菊炭窯の前で菊炭のお話を聞き、そしてしめ縄づくりに挑戦です。初めてワラをなう子ども達もいざ参戦!

このワラをなう工程がなかなか難しい!毎年参加している方も悪戦苦闘中です。(一年に1回ですしね)だからこそ、元古さんや菊炭の里メンバーがお役に立てるというもの。実は菊炭の里メンバーも毎年事前にしめ縄づくりを練習するんです。今回は、前日の12月26日の夜にがんばりました!

最後にみなさん、しめ縄を持って記念写真です!マスクで顔が見えないけれど、マスクの下にはステキな笑顔が隠れていますよ。

昨年は、新型コロナウイルスが私たちの生活にさまざまな影響を及ぼしました。健康や命が脅かされることはとても悲しいことですが、まだまだ感染拡大の状況にあり、一日も早い収束を願うばかりです。
しかし、一方では新しい生活スタイルや近しい人たちとのつながりを改めて気づかせてくれる機会になったことも否めません。この学びは大きいものであったと思います。
令和3年がみなさまにとって良い一年でありますよう心から願っています。

菊炭の里

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