菊炭の里

能勢高校荒木谷除伐体験

「菊炭の里」の里山再生の拠点が「荒木谷」です。ここは昔ながらの里山林で松茸山として価値を生んでいた時代もありましたが、現在はマツ枯れもあり種々の広葉樹が雑多に生えています。
2017年2月に大学生や高校生の力も借りて200本のクヌギ苗を植樹しました。里山再生のシンボルとなるような場所を目指しています。


今日は能勢高校の生徒さんが荒木谷で除伐体験を行います。天候にも恵まれみんな気合が入っています。


今回の体験会は除伐体験を通して能勢の山の現状や山の仕事を理解することがテーマです。

山は楽しい場所ですが危険な場所でもあります。山に入る上での心構え、どんな危険があるのかを理解してもらい、針葉樹と広葉樹の違い、山の整備の大切さなども伝えてもらいました。


さあいよいよ荒木谷の植樹地へ。

講師の尾澤さんから除伐の作業範囲や手順についての説明を受けます。

2月に植えたクヌギの苗はよく育っており一安心です。

炭焼き師の小谷さんから「なぜクヌギを植樹しているのか?」「なぜ木を伐ることが里山保全につながるのか?」熱い想いを生徒さんに伝えてもらいます。

数班に分かれて作業スタートです!

尾澤さんによるチェーンソー除伐の実演。

能勢高校生はノコギリを使って除伐します。

周囲を確認しながら安全第一で作業を進めます。

まず倒す方向に「受け口」を切り欠きます。その反対側に「追い口」を入れていきます。ポイントは「つる」を残すこと。つるとは受け口と追い口の間の切らない部分のことです。つるの残し方で倒木の速度の調整や跳ね上がりの防止ができます。

うまく切り倒すことができました。

最後に小谷さんから能勢の山林の現状についてのお話。
生徒のみなさんは何を感じたでしょうか。

以下能勢高校の生徒さんの感想です↓↓

・見ているのとやるのでは全然違って難しかった。

・楽しかったですが仕事になると大変だろうなと思いました。

・木を使って工芸をしてみたい。

・自然を活かしたアスレチックを作ってみたい。

・里山カフェや里山体験ツアーをしてみたい。

・チェーンソーってすごい!

・もっと植樹をしていきたい。

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