菊炭の里

「菊炭と里山を未来につなぐ植樹会」を行いました。

新型コロナウイルス対策に配慮しながらの開催でしたが、当日は一般の方が14名、山のサムライ「菊炭クラブ」の方が10名、そして菊炭の里メンバーの総勢30人余りで100本のクヌギ苗を無事に植えることができました。
当日は雲もあり、前日までの晴天に比べいくらか暑さも和らいだように感じつつ、今年の植樹地へ登って行きます。

今日も資材の運搬には、人力を含めこの運搬車が大活躍です。普段はまず見ることのないキャタピラで動く運搬車。このカッコよさには参加してくれた子ども達も興味津々。

みなさん到着です。いつものように、嶌会長から開会の挨拶を。
今年の新型コロナの影響で感じた身の回りの変化、そして社会の変化を今日の植樹とからめながら話をしてくれました。

植樹の手順を聞いて、二人一組で植樹していきましょう。
今日のクヌギ苗は100本ですが、午前中には植樹を完了できそうです。
実は参加者の中には植樹会3回目のご家族も!本当にありがとうございます。私たちも毎年大きくなっていく子どもさんに会えるのが楽しみになってきました。

みなさん、気をつけて下さいね。
今年の植樹地は例年より少し勾配がきつい斜面です。それに連日の晴天で土もかなり乾燥していて、滑りそうになってしまいます。
また、鹿よけのネットを高くしたので、クイを打つのも大変です。というのも、これまでに植えた苗の伸びた先まで鹿が食べに来るので、ネットを高くせざるを得ませんでした。

土が乾燥しているので、タンクで水を運んで、植えた苗の根元にペットボトルで何度も水やりを。そして苗の成長に好影響を期待して、根元には菊炭の粉もしっかり混ぜましたよ。

植樹が終わったらこのような感じになります。
これは前回の植樹場所ですが、さすがに苗がずいぶん大きくなっていますね。

そしてランチタイム!(写真がなくてごめんなさい…)
午前中に植樹を終えることができ、それぞれに持参したおにぎりやお弁当で昼ご飯をいただきました。例年なら定番の「山カレー」と「かまどご飯」の昼食ですが、今年はさすがに自粛せざるを得ませんでした。

昼ご飯の後は、次のドングリ畑へ!

ドングリから育った苗を抜くのは結構大変な作業。土が固く、しっかり根を張っていましたから。クワやスコップで掘り返し、そのあとを丹念にキレイにしていきます。

苗にはまだしっかりドングリがついていました。ドングリから根っこと苗が出ていて、ドングリから養分をもらって育ってきたんですね。

みんなで畑の苗をポットに移し替えます。畑の土、そして菊炭の粉をポットに入れて、根を折らないように苗を入れていきます。(この体勢ではちょっと腰が痛くなりましたね…。)

でき上ったポット苗は再び畑に戻しました。
こうして来年の植樹会までここで育てていきます。来年の春には、この苗を植樹しますよ。また、今回参加されたみなさんもご自宅で苗を育てようと、ポットを持って帰ってくださいました。来年の春まで一年間のホームステイ、よろしくお願いします。

みんなで記念撮影!
みなさん、本当にありがとうございました。
来年の春の植樹会には、みなさんが育ててくれた苗を植えましょう!

菊炭の里