菊炭の里

菊炭の新しい楽しみ方TOUR

荒木谷クヌギ植樹&菊炭体験ツアー
「大阪能勢田尻菊炭振興協議会」主催の「菊炭の新しい楽しみ方ツアー」は、能勢町田尻地区の特産品である最高級の茶の湯炭「能勢菊炭」の伝統を守り、その文化や技術を承継していくため、そしてその活動を軸として能勢田尻地域の活性化に資するために、平成28年度農山漁村振興交付金事業(農林水産省)の一環として開催するものです。

地区の共有林である荒木谷で菊炭の原木となるクヌギの植樹を行い、菊炭について学び、体験するという内容になっています。
当日は地域活性化や里山について研究している阪南大学や大阪大学等の学生が参加するほか、地元の能勢高校は次年度の海外での環境保全活動への入り口の授業として本イベントへの参加を予定しています。

【お問合せ先】
合同会社能勢さとやま創造館(担当:小谷)
大阪府豊能郡能勢町下田尻303-2
TEL:072-737-1902

【荒木谷について】

これは今から200年ほど前に刊行された「攝津名所圖會」の中にある図です。
「攝津名所圖會」とは摂津国(大阪北中部と兵庫県南東部)の観光名所を絵画と文章で紹介したものです。
この絵で描かれている場所が、今回のイベント会場となります。

絵と同じ角度からgoogle Earthで見るとこうなります。
200年前の図と見比べてみましょう。


赤丸のAは名月姫のお墓です。(小さく石塔が描かれています)
赤丸Bは名月峠の峠道が分岐するところです。

お墓も名月峠の分岐も200年前と変わらず残っているのがわかるでしょうか。
次に、今回のイベントの場所を詳しくご紹介します。

赤丸のCが「さとやま創造館」です。菊炭を製炭する窯や菊炭のショールームがあります。
そして赤丸のDが今回、植樹をしていただく「荒木谷」です。

荒木谷へ通じる道の入り口です。右側に池があります。上の空撮地図のCとDの赤丸のちょうど間にある池です。
池のまわりには桜の木が何本も植えられていて、春には見事な花を咲かせます。

これからみんなで整備していく荒木谷です。今はほとんど入る人もなく、光も入らず、残念ながら荒れた森になっています。(当日までに間伐し、植樹できる環境を準備します)

この谷に菊炭の原木であるクヌギの苗木を植樹していくことが、今回の主要な目的です。

別の場所にあるクヌギの老木。何度か炭材が採られ、残された根株から新しいひこばえが出てきています。
ひこばえは数年かけて成長し、再び菊炭の材料となります。
このような循環の仕組みをこれから「荒木谷」に作っていきます。
一緒に里山を作っていきましょう!

開催日時
参加費
備考

菊炭の里